2017年11月9日木曜日

はっ、クッキリ。

今、国自体が無くなってしまうかもしれない内戦状況と、食糧不足と、
感染症の蔓延で大変なイエメン。ミルではそのイエメンから2種類の珈琲豆
を仕入れています。ここ2年ほどは、港が限定的に開いた時になんとか
輸出されていました。今年はなぜか無理なんじゃないか…という気がして
いましたが、なんとか無事に届きました。しかし出荷量は例年の半分です。
そんな貴重な珈琲豆・イブラヒム・モカが手元に届きました。早速箱を
開けるときれいな水色が目に飛び込んできました、そしてはっ、と目が
釘ずけになりました。印刷の版が新しい…線が、輪郭がクッキリしていた
のです。永くこの珈琲豆を扱ってきましたが、ここまできれいなのは
初めてかもしれません。赤い珈琲豆のクッキリ具合に胸を打たれました、
というと大げさですが、ほんとにはっ、としたのです。大変な状況でも
印刷の版を新しくしている…。これからも無事取り扱えますように、と
願うばかりです。