26日・水曜日。夕方4時半くらい。ミルの扉がそっと開きました。駐車場に
車が入った気配がなかったので、おや〜と思っていたら、懐かしい女の子。
15年振り(くらい)のご来店です。彼女とは、もう22年くらい前に以前勤めて
いた職場に新卒で入社してきて、1日だけお世話させていただいた縁です。
明知鉄道の山岡駅から、てくてく歩いてきてくれました。たぶん道に迷い
ながら1時間くらいは歩いたと想像しました。
僕はといえば、彼女が入社してきた年の、6月にはミルの準備のために退職
したので、短い間のお付き合いでした。夏子は僕より1年ちょっと後になって
退職しましたので、2年に満たないお付き合いでした。なんでも、緊張して
望んだ職場で、僕が「〜は、マウンテン、マウンテンなんだけど」…もちろん
「やまやま」のだじゃれなわけですが…と言ったのが印象に残ったらしく、
ミルが開店してからも、時々顔を出してくれていました。で、約15年振り。
時々書くのですが、店を営業していて嬉しいのは、待っていると、こうして
懐かしい人にも逢えることなのです。そして帰って行かれるけれど、また
いつか逢えると思えることです。
帰りは、JR瑞浪駅までお送りして、車中で娘と彼女がお互いに敬語で、砕けた
話しをしていて笑えました。彼女は山登りもすると言っていたので、持ちネタ
の「以前は山登りをする人に、どうして?と聞くと、そこに山があるから。
って言っていたのに最近は、山ガール(がある)だからって言うらしいよ」を
披露しようと思いましたが、「まぁ運転(マウンテン)に集中しよう」…。
別れ際は、後ろに車が来ていたこともあり、バタバタしてしまいました。
最近、お客さまで体調を崩されている方がいらっしゃって、心配していても
何もできないもどかしい日々です。それでも、いつか逢えると思って、細々
ですが頑張って営業していきます、三人でお待ちしております。