2017年12月7日木曜日

作品展二つ

いやいや 弱りました。焙煎が終了したら午前1時…。極寒の焙煎室から外に
出るとバケツの水はカチンコチンに凍っています…星のきれいな夜です。
帰宅すると部屋の中は薪ストーブのおかげで22度。ありがたい。でもオキが
少し残っているくらいなので、明日の朝のためにちょっと薪を入れて、火が
しっかり回るのを確認してからお風呂に入って寝ます。薪の様子が良くなる
まで日記を書いて待ちます。

5日の火曜日、名古屋への仕入れ。千種のオーガニック レストラン、空色
曲玉さんと喫茶 モノコトさんに珈琲豆を届けました。どちらの作品展も
いいなぁと思いご案内いたします。曲玉さんは写真家 大西暢夫さんが
仕事で関わって撮影していた精神科病棟での写真です。誤解を恐れずに
素直な感想は「いいものを見たなぁ」です。タイトル通りひとりひとり
の人がそこにいました。それでも後から(今も)深く考えることになりました。
僕とこの人たちの間にある壁(実際には柵や塀)はなんなんだろうな?それが
有るのか無いのか、有るのであればそれは?医療制度?こころの問題?
帰宅中も車中から人や物を眺めてはいろんなことを考えました。例えば
帰宅中の小学生たちとご高齢の人の間にある戦争の壁、これから経験
させてはいけない世代とそこを生きてきた世代…とか。
まあともかく、いい写真で、コメントがまた良かったのです。
もひとつ、モノコトさんは版画と絵画の展示。大泉 安さんの作品展です。
特に「こりゃ、いいなぁ」と思ったのは透明のアクリル板に油彩された
一連の作品でした。
千種にお出かけの際は是非、覗いてみてください。
東日本大震災後の被災地にもたびたび訪れて取材を続けている大西さん
による講演会が12月16日(土曜日)にあります。いい話が聞けそうです。

おっと、薪もいい感じです。お風呂お風呂、急がねば!