少し前の日記で、クールギャグなんてことを書いて、呆れられていると
いけないと思い、クールジャズはクールギャグの証拠を示さねば!と思い、
ジャズのアルトサックス奏者、リー コニッツさんを紹介いたします。
そんなの知ってるわい!と言う方もお付き合いください。
ウェストコーストの人では無いのですが、クールジャズと言えば、やはり
初期のリー コニッツさんがダントツだと思います。ジャケット写真の右上
のレコードがそれになります。その後、ウェストコーストでチェット
ベイカーさんやジェリー マリガンさん達と共演して、ちょっとウォームに
なって行くコニッツさん。大好きなミュージシャンです。
さてその超クールだった頃のレコードの裏の曲名にご注目ください。少し
わかりづらいですが、大文字で書かれた部分が曲名です。英語でソフトリー
とかクイックリーなんて言いますが、そのリーの部分をダジャレにした曲が
2曲。アイスクリーム コニッツなんて曲も。共演しているテナー奏者の
ウォーン マーシュさんの名前にかけたマーシュマロウなんて曲まで!
どうですか?クールジャズはクールギャグですね。よかったよかった。
なんか脚本家の三谷幸喜さん?眼鏡をかけた村上春樹さん?に似てる気が
する リー コニッツさん。つい先日、持病と新型コロナウイルスで
天国に召されました。ジャズミュージシャンで90歳を越えていたんだから
さすがです。素敵なレコードをたくさん残してくれました。感謝したいです。
どれか一枚って言われたら、迷わずに「トランキリティ」というアルバムを
プッシュしたいです。僕のは日本盤ですが、友人の(ギロ)高倉さんのは米国
のオリジナル盤。僕も出会ったら買い替えてしまうかも…値段次第か…。