じつは10月の間に、雑誌の取材を2件受けました。一つ目は旭屋出版という、
主に食に関する書籍を出版しているところからの月刊誌「カフェ アンド
レストラン」です。もう出版されており、全国の書店で販売中です。地方で
カフェを開業しました という特集の中で紹介していただきました。名古屋
での営業時代から何度か紹介していただいている雑誌で、きちんと取材して
くださるのでお受けしました。今回も丁寧な取材でした。当たり前かも
しれませんが、良く書いてくださるのでちょっと恥ずかしいくらいでした。
ライター、カメラマンのご両名とも、深煎り珈琲についてよく理解して
くださっていたので、たいへん助かりました。ありがとうございました。
二つ目の取材は、11月末に出版予定のガイドブックで、流行発信という
会社のムック「おでかけ多治見・土岐・可児・恵那・中津川・瑞浪」
という雑誌です。ここまで読んで「え〜〜!?」という声が聞こえて
きそうで怖いのですが、この手のコンビニなどでも販売される雑誌に
紹介していただくのは初めてのことです。1999年の開店以来、ポリシー
としてずっとお断りしてきましたし、移転後も同様にお断りしてきました。
長い間ミルに通ってくださっているお客様からも依頼をいただいて、
この方ならちゃんと書いてくれるんだけどなぁ、と思いながらも悩んで
お断りしたこともありました。
いよいよミルも売りに走ったか…。と残念に思われる方もみえるかも
しれません。そんな言い訳でいいわけ?と言われるかもしれませんが、
一週間ほど考えて今回はお受けすることにしました。
こんな理由です。いつものように先ず電話をいただいたのですが、
今回はお店の紹介というより、珈琲について教えてほしい、それを記事
にしたい、との話しでした。正直 悩みました。珈琲屋を営業していて
珈琲について教えてほしいと言われて断っていいのだろうか?17年半
営業させていただきながら、深煎りの珈琲屋がどんどん減少していく
中で、主張しなくていいのか?結果はどうあれ今回はお受けしました。
もし一時的に混雑してお客様には、ご迷惑をおかけするかしれませんが
どうかお許しください。こちらが心配するほど影響はないのかも…。
とにかく今回はイレギュラーです、珈琲屋としての責任です。お許し
ください。
取材については、珈琲について教室でお話ししている内容を聞いて
もらい、深煎りの珈琲を味わっていただきました。お若いライター、
カメラマンご両名に、こういう珈琲もあるんだよ と伝えられただけでも
良い取材だったと思います。雑誌の出来上がりが楽しみです。